2019年11月 リーフクラフト教室のお知らせ
先月の「セミ」は少々複雑すぎでした。
脚が六本、翅が四枚もあり、時間をかけて丁寧に編んでも仕上がりがいまいちで、達成感がないという少々残念なセミでした。
そこで今月はシンプル路線に立ち返って、簡単にコンパクトに編めてかわいいものということで、カモノハシにたどり着きました。
今月の新作「カモノハシ」は「カエル」を編んだ時と同じようにあっという間に出来上がりました。
基本の編み方が完成したら、バランスを整える微調整をし、とてもかわいく仕上がったお気に入りだったのですが・・・・・
リーフクラフト教室のご案内
(カモノハシをご存じですか?)
石垣島エコツーリズム協会会長 谷崎樹生
以前ヘラサギを編んだ時に「この頭部の編み方、クチバシの形はいろいろ応用できそうだ」と思ったものでした。「クチバシが有っても翼が無くてコンパクトでポケットに入れて持ち運びできるもの」というコンセプトで完成したのが今月の新作「カモノハシ」です。
オーストラリア東部とタスマニアの川や湖に棲む珍獣です。カワウソのような胴体にビーバーのような平たい尻尾とカモのようなクチバシとミズカキ、おまけに哺乳類のくせに卵を産むという極めつけの珍獣ですね。
カモノハシが初めてヨーロッパ人に紹介されたのは1798年のことでした。オーストラリアから届いた剥製標本を見たイギリスの動物学者は、カワウソの胴体にビーバーの尻尾とカモのくちばしと水かきを縫い付けて作った偽物だと思ったそうです。当時は日本でも猿と鮭をくっつけた人魚のミイラやカラス天狗が見世物や工芸品として作られていましたから「また偽物か!」と思われたのでしょう。
そんな珍獣カモノハシがなかなかかわいく仕上がりました。これはきっとカエルやイノシシのように「かわいい!」と言ってもらえるに違いないと思っていたのですが、世の中にはカモノハシをご存じない方が意外と多いということがわかりました・・・・残念。
「ワニにしては太短くて変な形ですね。」などと言われるとちょっとガッカリですが、この機会にカモノハシのことを紹介するようにしています。
今回は日曜日だけの開催ですが、他の日でないと参加できない方には自宅での教室もできますからご相談ください。我が家のリーフクラフトギャラリーを見てもらいながら一緒に編みましょう。
(「シマノバ」での教室は30日です。)
日時と場所 11月10日(日)午前10時から
バラビドー観光農園
参加費は、100円以上です。
申し込み・問い合わせは 090-6863-5039(谷崎携帯)です。
材料や道具の準備が必要ですからなるべく事前に申し込んで下さい。
初めての方には基本的な編み方から始めていただきます。