2010年01月12日
薪ストーブの話・・・2
一年ほど前に「太陽の缶詰」というタイトルでうちの薪ストーブ「カルシファー」のことを紹介しましたが、今回はその第二弾です。
年に一度しか書かないというわけではないのですが、一年ぶりの薪ストーブネタになってしまいました。
ところで、突然・今更ですが、明けましておめでとうございます。
皆さんは良い年越しができましたか?
私はクリスマスの頃から体調を崩してしまって、最悪の年越し・お正月でした。
歳のことを考えずに無茶をしたのがいけなかったのか、免疫機能が低下したようで、大きな口内炎が三つもできて、おまけに全身筋肉痛で、二週間ほどのたうっておりました。
せっかく子供達が冬休みで帰ってきたのに、オヤジは毎日憂鬱な顔をしていました。
きっと、普段は免疫機能に押さえ込まれておとなしくしていたヘルペスウイルスみたいな奴が、宿主(私ですが)が弱ったのを良いことに、「しめしめ、この機会にリフレッシュしてみようか!」と活動を始めたのでしょう。
ウイルス病ですから二週間も我慢すれば治るってことはわかっていたのですが、今回の嵐はひどいものでした。
パーツの交換で直せるならそうしたいくらいでした。
発症から二週間以上経った今日、口内炎はほぼ完治しましたが、ちょっと動きすぎると筋肉痛がぶり返します。1時間もパソコンに向かっていると、腕・肩・背中・首筋の痛みが「そろそろ止めて早く寝た方が良いぞ!」と警報を鳴らし始めます。
未だにそんな状態ですから、今回のような軽い記事でもアップするのに二・三日かかってしまうわけです。
さて、うちの薪ストーブ「カルシファー」ですが、今シーズンはこんなふうに変身しました。

蒸気機関車みたいになってしまいましたが、ステンレスのボウルに穴を開けて鍋つまみを付けたものを上に被せてあるだけです。
この中に熱をこもらせてサツマイモを焼くのです。

充分熱くなったカルシファーの上に敷いたステンレスのスノコ上にペーパータオルとアルミホイルでくるんだイモを載せ、30分~1時間も放っておくといい具合に焼けます。
途中で一度裏返した方が良いようですが、ちょっと焦げた方が香ばしくって美味しいかもしれません。

最初の頃は、焼け具合を竹串で刺して確かめていましたが、慣れてくると、軽く掴んだときの柔らかさで判るようになりました。
アルミホイルを開けてみると、

こんなふうに、ペーパータオルに茶色いシミが付くくらいがちょうど良い焼き上がりです。

ペーパータオルを剥いてみると、皮には焦げ目は付いていませんが、部分的にカリッと焼き上がって、中はフワトロ、透明感もあり最高の焼き上がりです。

「これなら売れるよ!」と家族は言ってくれますが、焼き芋にはまだまだ極めなければいけない奥深いものがあるようです。
こんな失敗も一度だけしました。

色・艶・形ともに良く、見た目には問題無さそうなサツマイモですが、
切ってみると中は

ダメだこりゃ。

皮の色の良さにだまされました。
糸状菌(要するにカビね)の感染で起こる「黒斑病」というサツマイモの病気でしょう。
念のため縦切りにもしてみました。

左側の切り口から感染したカビが内部を冒して台無しにしてしまったようです。
極近い将来、世界的な食糧危機が起こるはずですから、サツマイモはコメ以上に重要な食料になるはずです。石垣島ではコメは年に二回(無理をすれば三回)穫れますが、サツマイモなら品種と栽培方法を工夫すれば周年栽培の周年収穫ができます。
要するに一年中収穫ができるということです。
来るべき食糧危機の日には島中のサトウキビ畑や牧草地でサツマイモを作ることになるはずです。
命繋ぎの食料として期待されるサツマイモですが、問題もあります。
長期保存が難しく、黒斑病や黒アザ病といったカビの感染症が出ると、台無しになってしまうので、収穫したらすぐに加工してしまうのが良いでしょう。
来るべき日には、製糖工場はサツマイモの加工場として一年中稼働することになるでしょう。
サツマイモの病気についてはこちらを見て下さい。
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%BB%92%E6%96%91%E7%97%85/
http://www.my-gardening.net/disease/kuro_aza_byou.html
さらに深みにはまりたい方には日本いも類研究会のサイトhttp://www.jrt.gr.jp/index.htmlがお勧めです。
「さつまいもMiNi白書」http://www.jrt.gr.jp/smini/sm_index.html というのを見て下さい。
もちろん「じゃがいもMiNi白書」も有ります。
台湾の南東沖の蘭嶼(らんゆい)という島ではコメは作らずタイモを主食として周年栽培・周年収穫しているそうです。
毎日田んぼからその日に食べる分のイモを収穫しては株を元に植え戻しておくと、1年後には田んぼを一回りして、また同じ株から新鮮なイモが収穫できる。という、日本昔話に出てきそうな夢のような慎ましやかな暮らしがあるそうです。
台湾というと最近では経済成長めざましく、拝金主義路線を破滅に向かって突き進んでいる人達ばかり目立ちますが、なかには蘭嶼のように自然に寄り添って慎ましやかに安定した暮らしを守っている地域もあるようです。
新空港をきっかけにアジアに、世界に繋がるのも良いかもしれませんが、夢ばかり見ていないで、どこから何を学ぶのか、こちらからは何を伝えるのか、具体的な目標を見定め、覚悟を持って進まないと地獄を見ることになりそうです。
美味しい焼き芋が焼き上がった頃、カルシファーの隣では幸せそうなホットドッグが出来上がっていました。

時々水分補給して、熱中症には気をつけるんだよ。
今回は病み上がりということもあって軽い話題でお茶を濁すことにしました。
去年から温めている大きなネタ二件はまだまとめきれていません・・・
年に一度しか書かないというわけではないのですが、一年ぶりの薪ストーブネタになってしまいました。
ところで、突然・今更ですが、明けましておめでとうございます。
皆さんは良い年越しができましたか?
私はクリスマスの頃から体調を崩してしまって、最悪の年越し・お正月でした。
歳のことを考えずに無茶をしたのがいけなかったのか、免疫機能が低下したようで、大きな口内炎が三つもできて、おまけに全身筋肉痛で、二週間ほどのたうっておりました。
せっかく子供達が冬休みで帰ってきたのに、オヤジは毎日憂鬱な顔をしていました。
きっと、普段は免疫機能に押さえ込まれておとなしくしていたヘルペスウイルスみたいな奴が、宿主(私ですが)が弱ったのを良いことに、「しめしめ、この機会にリフレッシュしてみようか!」と活動を始めたのでしょう。
ウイルス病ですから二週間も我慢すれば治るってことはわかっていたのですが、今回の嵐はひどいものでした。
パーツの交換で直せるならそうしたいくらいでした。
発症から二週間以上経った今日、口内炎はほぼ完治しましたが、ちょっと動きすぎると筋肉痛がぶり返します。1時間もパソコンに向かっていると、腕・肩・背中・首筋の痛みが「そろそろ止めて早く寝た方が良いぞ!」と警報を鳴らし始めます。
未だにそんな状態ですから、今回のような軽い記事でもアップするのに二・三日かかってしまうわけです。
さて、うちの薪ストーブ「カルシファー」ですが、今シーズンはこんなふうに変身しました。

蒸気機関車みたいになってしまいましたが、ステンレスのボウルに穴を開けて鍋つまみを付けたものを上に被せてあるだけです。
この中に熱をこもらせてサツマイモを焼くのです。

充分熱くなったカルシファーの上に敷いたステンレスのスノコ上にペーパータオルとアルミホイルでくるんだイモを載せ、30分~1時間も放っておくといい具合に焼けます。
途中で一度裏返した方が良いようですが、ちょっと焦げた方が香ばしくって美味しいかもしれません。

最初の頃は、焼け具合を竹串で刺して確かめていましたが、慣れてくると、軽く掴んだときの柔らかさで判るようになりました。
アルミホイルを開けてみると、

こんなふうに、ペーパータオルに茶色いシミが付くくらいがちょうど良い焼き上がりです。

ペーパータオルを剥いてみると、皮には焦げ目は付いていませんが、部分的にカリッと焼き上がって、中はフワトロ、透明感もあり最高の焼き上がりです。

「これなら売れるよ!」と家族は言ってくれますが、焼き芋にはまだまだ極めなければいけない奥深いものがあるようです。
こんな失敗も一度だけしました。

色・艶・形ともに良く、見た目には問題無さそうなサツマイモですが、
切ってみると中は

ダメだこりゃ。

皮の色の良さにだまされました。
糸状菌(要するにカビね)の感染で起こる「黒斑病」というサツマイモの病気でしょう。
念のため縦切りにもしてみました。

左側の切り口から感染したカビが内部を冒して台無しにしてしまったようです。
極近い将来、世界的な食糧危機が起こるはずですから、サツマイモはコメ以上に重要な食料になるはずです。石垣島ではコメは年に二回(無理をすれば三回)穫れますが、サツマイモなら品種と栽培方法を工夫すれば周年栽培の周年収穫ができます。
要するに一年中収穫ができるということです。
来るべき食糧危機の日には島中のサトウキビ畑や牧草地でサツマイモを作ることになるはずです。
命繋ぎの食料として期待されるサツマイモですが、問題もあります。
長期保存が難しく、黒斑病や黒アザ病といったカビの感染症が出ると、台無しになってしまうので、収穫したらすぐに加工してしまうのが良いでしょう。
来るべき日には、製糖工場はサツマイモの加工場として一年中稼働することになるでしょう。
サツマイモの病気についてはこちらを見て下さい。
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%BB%92%E6%96%91%E7%97%85/
http://www.my-gardening.net/disease/kuro_aza_byou.html
さらに深みにはまりたい方には日本いも類研究会のサイトhttp://www.jrt.gr.jp/index.htmlがお勧めです。
「さつまいもMiNi白書」http://www.jrt.gr.jp/smini/sm_index.html というのを見て下さい。
もちろん「じゃがいもMiNi白書」も有ります。
台湾の南東沖の蘭嶼(らんゆい)という島ではコメは作らずタイモを主食として周年栽培・周年収穫しているそうです。
毎日田んぼからその日に食べる分のイモを収穫しては株を元に植え戻しておくと、1年後には田んぼを一回りして、また同じ株から新鮮なイモが収穫できる。という、日本昔話に出てきそうな夢のような慎ましやかな暮らしがあるそうです。
台湾というと最近では経済成長めざましく、拝金主義路線を破滅に向かって突き進んでいる人達ばかり目立ちますが、なかには蘭嶼のように自然に寄り添って慎ましやかに安定した暮らしを守っている地域もあるようです。
新空港をきっかけにアジアに、世界に繋がるのも良いかもしれませんが、夢ばかり見ていないで、どこから何を学ぶのか、こちらからは何を伝えるのか、具体的な目標を見定め、覚悟を持って進まないと地獄を見ることになりそうです。
美味しい焼き芋が焼き上がった頃、カルシファーの隣では幸せそうなホットドッグが出来上がっていました。

時々水分補給して、熱中症には気をつけるんだよ。
今回は病み上がりということもあって軽い話題でお茶を濁すことにしました。
去年から温めている大きなネタ二件はまだまとめきれていません・・・
Posted by 谷崎 樹生 (たにざき しげお) at 16:58│Comments(0)
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