2015年1月帰省

谷崎 樹生 (たにざき しげお)

2015年01月21日 12:25

去年の秋10月の帰省については平等院鳳凰堂見学の記事しか書けませんでしたが、あの時は弟と二人で猪垣の補強もやったのでした。
親イノシシが侵入できなくてもウリボウならワイヤーメッシュの網目をくぐって畑に入れたようなので、猪垣の下半分だけ網を二重にして網目の半分ずらせて取り付けウリボウも入れないようにしました。


効果覿面で、ウリボウの侵入も完全に防げるようになったようです。(ただし、アライグマかアナグマのような器用な小動物は時々猪垣を乗り越えて侵入しているようですが、作物の被害はたいしたことないので、これで良しとしましょう。)

★今回の帰省1/7~14の当初の目的は徳助屋敷の井戸の完成でしたが、その前にやっておくべきことがあったので、井戸は次回に後回しです。

「大雨が降った時、裏山から流れ落ちてくる水を受ける溝が一部崩れているので先ずそこをなんとかして欲しい」という母からのリクエストに応えて、いつものようにコンクリートブロックを使って溝の補修です。


この溝の上流側は深さ1mほど両サイドに石垣を積んで地山の固い粘土層まで掘り下げてあったはずですが、石垣が崩れて溝が埋まり、大雨の時の水は石の隙間を伏流しています。
崩れた石垣の全面復旧は大仕事になりますからやめといて、今回は伏流水の出口をコンクリートブロックで補強することにしました。


溝を埋めている土と石を地山の固い粘土層まで掘り上げ、両サイドにブロックを縦に積んで溝の底にはブロックをいつものように水平に階段状に積んで、ブロックの穴から伏流水が流れ出すようにしました。



両サイドのブロックは倒れないよう鉄筋を打ち込んで補強し、鉄筋には竹のカバーを被せておきました。


これでこの溝の補修工事は一応完成。
次に大雨が降った時に水がどう流れるのか楽しみです。

二つ目の仕事は母屋の居間の西日対策です。

井戸の傍のこの桃の木は以前にも紹介しましたが、http://yaeyamanature.ti-da.net/e6163632.html
そろそろ引退ですから、この機会に緑のカーテンを作ってみようという訳です。

居間の西側に高さ約5mの柱を二本立て、ネットを張ってゴーヤーかヘチマの緑のカーテンで西日を防ごうという作戦です。
深さ1mほどの縦穴を二個掘って、直径48.6mmの足場用鉄パイプ(長さ6m)を垂直に立てました。
ぐらつかないよう柱穴には小石を詰めて突き固めました。
二本の柱の先をもう一本の鉄パイプで繋いで枠を作り、今回の作業はここまでになりました。


緑のカーテン用のゴーヤネットがこの時季和歌山のホームセンターでは入手できず、ネットを留める細いパイプと今回作った足場用パイプの枠を固定するパイプバンドという金具や亜鉛ドブ漬けメッキの錆びにくいクランプという金具が何故かどのホームセンターにもありませんでした。
石垣島なら簡単に手に入るものが和歌山のような大きな?街ではなかなか見付けられないということがよくあります。島の街はコンパクトだから使いこなしやすいというメリットがあるようですね。
今回調達できなかった部品は次回のために島から送ることにしましょう。

三つ目はプレハブの物置小屋の裏の中程までブロックを積んで補強してあった法面の上段にさらにブロックを積んで石垣イチゴの栽培を始めるという計画です。

イチゴは夏の間に苗を殖やしておいて、秋に植え付けるものですから、今回は秋の植え付けの準備です。
法面の中段にブロック二枚分の幅の通路を作ってその上にさらにブロックを積み上げます。

このように法面の中程に通路を作っていきます。

一気に全部はできませんから今回はここまでにしておきます。
現場が法面の中腹で足場が悪く狭いので、掘り上げた土を現場でやりくりして結構手間のかかる工事になりました。
この写真の奥の方まで山側に敷き詰めた二列目のブロックが土に埋もれて並んでいます。
法面上段には60年ぐらい前に祖父が積んだ古い石垣が残っていますが、今回はそれを補強するようにブロックを積んで土を入れます。
取り敢えず西側から始めて一部分を完成させました。

奥に見える石を積めた黄色い籠のところまでブロック二枚分の幅の中段通路が土に埋もれています。
上段のブロックは地山の固い粘土層の上に積まれていますから下段のブロックに直接荷重がかかることはありません。
次回は、一部崩れかけている60年前に祖父が積んだ石垣を取り除いての工事になります。
以前積んだブロックの穴に少し土を詰めてホラシノブの小さな株を植えておいたのが活着していました。

目指すのはこんな景観です。

陽当たりの悪い下段はホラシノブ、明るい上段は石垣イチゴの畑にしようと思っています。

結局今回は井戸掘りができず、柿の木の剪定もできませんでした。
柿の新芽が動く前にもう一度帰省したいのですが、3月末までは動けそうにありません。

そうそう、LCCのピーチが石垣関空間に直行便を飛ばせてくれたおかげで往復15000円程度で往き来できるようになって助かっていますが、今回はなんと往復7500円でした!
マレーシアでLCCのエアアジアが積乱雲に突入して墜落した直後だけに安すぎるのも少々不安でしたが、往復とも満席でした・・・・

冬の大阪は、蚊がいないし汗もかかないので脱水に気をつけて適度に水分を補給しながら力仕事をすれば寒さは感じません。ジムに通うより外での力仕事の方がお得感がありますね。


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