2020年2月 リーフクラフト教室のお知らせ
★今月の新作は「カンガルー」です。
二足歩行の恐竜ラプトルをベースに頭と手と脚をアレンジしてみました。
頭は立ち耳イヌの頭を流用し、腕は少し新しい編み方を試してみました。
一番手こずったのは脚でした。
この編み方では筋肉の膨らみは良く表現されていますが、乾燥が進むと変形が大きく、脚が開いて前のめりに倒れてしまいます。
そこで、
脚の編み方をくふうしてみました。
これで変形の心配はなくなりましたが、尻尾の形や脚の筋肉の盛り上がりなどもう少し工夫できそうですね。
リーフクラフト教室のご案内
(カンガルー 前進あるのみ⁈)
石垣島エコツーリズム協会会長 谷崎樹生
オーストラリアの大規模森林火災では木の上に棲むコアラだけでなく、カンガルーやワラビーもたくさん犠牲になったようです。ユーカリの木の葉には油分が多くとても燃えやすいので「ガソリンの木」とも呼ばれているそうです。ユーカリは山火事に適応しているというか、むしろ山火事を利用して繁殖している植物なので、ユーカリの林に棲む動物たちにはそれなりの覚悟が必要なようです。それにしても今回の山火事は大変なもので、雨に期待するしかないというのも困ったものだと思います。
気象学には「気候工学」という分野もあり、大気中の二酸化炭素を除去したり、太陽光を遮って地球を冷やそうという研究者もいるようです。気候変動対策の最後の切り札は気候工学なのかもしれませんが、成層圏にエアロゾルを撒いたり二酸化炭素を地下に押し込んだりという危なっかしい力業(ちからわざ)ではなく、雲を育て日射しを遮ったり、雲のツボを押して雨を降らせるような穏やかな技術を開発してもらいたいものです。
さて、そんな山火事大国オーストラリアに棲むカンガルーですが、環境が悪い時には受精卵を休眠状態で保存し、環境が良くなると子宮と育児嚢の中と外で同時に三頭の赤ちゃんを育てるそうです。今回の山火事被害の後でも、持ち前の繁殖力でもってきっと回復することでしょう。
そんなカンガルーのことを調べているともう一つ面白いことに気付きました。カンガルーは後退りできないそうです。太い尻尾を三本目の脚のように使って時速70kmもの高速移動ができますが、前進あるのみだそうです。ちょっと不器用なんですね。やみくもに突き進むのではなく立ち止まって後退りする勇気も必要ではないか?最近の世相と合わせてそんなことを考えさせてくれたカンガルーです。
今回は日曜日だけの開催ですが、他の日でないと参加できない方には自宅での教室もできますからご相談ください。我が家のリーフクラフトギャラリーを見てもらいながら一緒に編みましょう。
(「シマノバ」での教室は29日です。)
日時と場所 2月16日(日)午前10時から
バラビドー観光農園
参加費は、100円以上です。
申し込み・問い合わせは 090-6863-5039(谷崎携帯)です。
材料や道具の準備が必要ですからなるべく事前に申し込んで下さい。
初めての方には基本的な編み方から始めていただきます。
関連記事