自然日記

この冬は梅雨時のように雨が多くて、その降り方もまた梅雨時の雨のようです。
雨の日は室内をカラッとさせるために朝から薪ストーブを焚いています。

連日の雨でそろそろ薪が足りなくなってきたので１７日の夕方、雨上がりの庭先で電動丸ノコを使って薪作りをしようとしたのでした。


庭先に置いた二個のコンクリートブロックを台にして、もらってきた木製パレットを丸ノコで切り刻むことにしたのです。
パレットというのは重い荷物をフォークリフトで運ぶ時に載せる台で、プラスチック製のものは何度も使うようですが、木製のはワンウエイで使い捨てです。
松材で出来ているようで、なかなか良い薪になります。

手早くやればほんの１０分ほどで済む簡単な作業ですが、
雨が止んでいるうちに、日が暮れないうちにやらねばなりません。
ここでちょっと焦りがあったようで、いつもなら絶対しないミスを犯してしまったのです。

先ず木製パレットを庭先のブロックの上に置いてから、電動丸ノコを左手で持って玄関から出て、
右手でプラグをコンセントに差し込んだのでした。
左手で持っていたためかスイッチも一緒に握ってしまっていたようで、プラグをコンセントに差し込んだとたん
「ギュィーン」と丸ノコの刃が回り始め、「バフッ」と作業ズボンの左太腿のあたりに引っ掛かったのでした。

とっさにプラグを抜いたのでズボンの生地を斬っただけで済みましたが、太腿に風を感じました・・・・・・・・・

外ポケットが見事に切り裂かれています。

ポケットの生地だけでなく、ズボン本体の生地も切り裂かれていて完全に穴が開いていました。
参考までに無傷の右側の外ポケットこんな感じです。


ここからあとは事故調査委員会の報告書風にまとめてみましょう。
失敗の原因は三つ有りました。

一つ目の原因は、右手でもって使う丸ノコを左手で持ったこと。
慣れない左手で持ったので、ハンドルの内側にあるスイッチも一緒に握ってしまったことに気が付かなかったようです。

二つ目の原因は、丸ノコを手に持ったままでプラグをコンセントに差し込んだこと。
電動工具のプラグを電源に差し込む時は、先ず本体のスイッチが切られていることを確かめ、安全な場所に置いてから差し込まねばなりません。

三つ目の原因は、丸ノコの安全カバーが半開になっていることに気が付かなかったこと。

安全カバーはここまで刃を覆っているべきなのですが、（これでも充分危険ではありますが・・・）
あの事故の時あの丸ノコの刃の安全カバーは、

ここまで開いていたようです。
ほんの僅かな違いですが、事故というものはそんな小さな隙を突いて起こるものです。

もし安全カバーが全開だったら・・・


この刃が太腿に食い込んで大腿四頭筋を切り裂いてえらいことになっていたことでしょう。


この丸ノコの安全カバーですが、最近動きが悪く、引っ掛かりやすくなっていたのでそのうち分解掃除をせねばとは思っていたのですが、ズルズルと先延ばしになっていたのでした。

最近雨が多くて外の作業が出来ないのでデスクワークが多くなっていたのも原因の一つかもしれません。
仕事の関係で毎週数十個のリーフクラフトを編まねばなりませんでした。
特にこの一週間は目標６０個という忙しさでした。
一個編みあげるのに３０分ほどかかりますから、一日１０個ずつ編むとして毎日５時間頑張らねばなりませんでした。

結局５５個編んでほぼ目標達成でしたが、少々睡眠不足で口内炎もできてしまいました・・・・・

今回編んだのは、この９種類です。

もちろん事故の後、薪もちゃんとできました。



今回の事故の教訓。
「急いでいても安全を守る手順は省けない。」
「小さな隙からでも事故は入ってくる。」
「気付いたらあとでと思わず今すぐに！」


かみさんや息子は「お父さんはこれで今年の運を使い果たしてしまったね。」などと言いますが、
私は「これで厄落としができた。」と前向きに考えることにいたしましょう。

ご静聴ありがとうございました。

（夜更かししてブログの更新なんかやってないで、もっと早く寝た方が良いということはわかっちゃいるけど・・・）