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2014年01月23日

一人一人が少しずつ

年の初めにこんなものを書いてみました。
年賀状代わりというか、年頭所感のようなものです。
1/9新聞社にメールで送っておきましたが、なかなか掲載されないので、
「やっぱしウンコウンコと何度も書いたのが良くなかったのかな?」と、思って半ば諦めていました。
ところが今日1/23の新聞に載っていました。
(一面は市長選挙の予定候補者お二人の記事でした・・・・・)


せっかくだからこのブログにも載せておきます。

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「一人一人が少しずつ」

いつもお世話になっているご近所の舟蔵公園と海岸緑地で、数年前から植生管理や土作りをさせてもらっています。
この公園は復帰前にはアメリカ軍関係の役所があったそうで、なだらかな起伏を活かした芝生の広場に木陰と東屋とトイレと駐車場、それにわずかばかりの遊具だけの公園ですが、それだけで充分なほど夕陽の沈む竹富島や西表島を望む海に開けた風景が美しい公園です。
ところが残念なことに空き缶やペットボトル、お菓子の空き袋などの人工物ゴミを放置していく人が少なからずいるようです。
このような人工物ゴミはとても派手な色をしていますから風景の中に一つでもあればせっかくの美しい風景を台無しにしてしまいます。
また、公園に犬の散歩に来る人も多いようで、中には犬の落とし物を放置していく人もいます。
このような人をここでは「犬の散歩の人」と区別して「犬のウンコの人」と呼ぶことにします。
つまり、犬の散歩に来るのではなく、犬にウンコをさせるために公園に来る人という訳です。
「犬のウンコの人」には、一日も早くまっとうな「犬の散歩の人」になってもらいたくて、公園や海岸緑地の風景を美しくしたり、出会う人ごとに挨拶をするよう心がけています。
ゴミや犬糞の放置禁止の看板よりは、美しい風景の演出と挨拶の方が効果は大きいと思っています。

美しい風景の中にゴミや犬糞を放置していく人達は、生活習慣としてそのようになさっているようですから、こちらも生活習慣としてゴミを拾ったり美しい風景の演出を心がけています。

「ゴミを捨てる人」がいきなり「ゴミを拾う人」になることを望むのは無理でしょうからせめて「ゴミを捨てない人・ゴミを持って帰る人」になっていただけたらと思っています。

「犬のウンコの人」にも愛犬の落とし物は持って帰る「犬の散歩の人」になっていただけるよう期待しています。

小さな犬の落とし物は小さくても、やはりウンコはウンコです。
みんなが気持ちよく利用できる公園にするためにも、一人一人が少しずつ良い方に変わって下さることを期待しています。

一人一人が少しだけ良い方に変われば、世界を大きく良い方に変えることが出来ると信じています。

去年よりは今年が少しだけでも良い年になりますよう、年の初めにこんなことを考えてみました。


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★「ウンコ」が6回も出てきますし、「糞」が2回「落とし物」は3回出てきますから、あまりお正月向きの読み物ではありませんね。(「ウコ」と伏せ字にした方が良かったかな?)

★「紙面にゆとりのある時に載せて下さい。」とお願いしてあったので、投稿から二週間後の掲載になったのだと思います。
こんな文章でもそのまま載せていただけるのでとてもありがたい新聞だと感謝しています。

★さて、そのご近所の護岸緑地ではこれまでちょっとだけゴミ拾いをしたり、草刈りをしたり、漂着海草や海藻で土作りをしたり、車止めを作ったりしてきましたが、この冬はちょっと頑張ってコバテイシの剪定をしてみました。
下枝が茂りすぎてゴミ拾いや草刈りがしにくくなっていたし、枝が混み合って樹形が乱れていたので、枝を整理してスッキリさせた訳です。
詳しいことはあらためてお知らせします。


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Posted by 谷崎 樹生 (たにざき しげお) at 20:59│Comments(0)原稿いろいろ
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