2012年06月12日
フクギの農地防風林作り 実証試験
引っこ抜かれたり刈り取られたりと、多難のフクギの農地防風林作りですが、今季はまた新しい畑で実証試験を始めることになりました。
今回試験に協力して下さったのは農道沿いのサトウキビ畑です。
道路沿いに1mほどの幅で、少しだけ草むらがあります。
ここに20年後には高さ5mのフクギの防風林ができる予定です。
先日最初で最後の草刈りをして、
公園からもらってきた芝刈り屑でマルチングを済ませました。
分厚い芝刈り屑マルチの効果はたいしたもので、発酵熱でススキの株さえ殺してしまうほどです。
今回は10㎝足らずの薄めのマルチングですが、防草効果は期待できそうです。
このまま秋の長雨が始まるのを待ちます。
今はまだ梅雨末期の6月ですが、梅雨が明けて旱魃期に入ってもマルチングの下で土壌は湿り気を保ってくれるはずです。
土が湿ってさえいれば、夏の間にミミズや微生物の活動で土壌環境は徐々に豊かなものになっていきます。
水保ちが良く水捌けが良い有機物をたくさん含んだ土を、芝刈り屑のマルチングの下でミミズや微生物に任せて三ヶ月で作ろうというわけです。
実は今、種子から育てたオオイワガネの苗が順調に育っています。
育苗箱に種を蒔いて数ヶ月、大きくなったのから順番に鉢上げしています。
秋までにはもっと大きくなってくれるはずです。
7月にはフクギの種子も集めて秋を待ちましょう。
フクギの実は今年もたくさんなってくれそうです。
今はまだ若くて青い実ですが、来月には黄色く熟して落ちますからフクギの実拾いと種取・果肉の処理が忙しくなります。
秋雨が降り始めたらマルチングの下でミミズの糞だらけになったホクホクの土に、オオイワガネの苗とフクギの種子を植え付けます。この時、風除けにソルゴーの二筋蒔きでオオイワガネとフクギを挟みます。
来年の今頃にはオオイワガネが枝葉を茂らせフクギの実生苗に快適な木陰を提供してくれるはずです。(ただし邪魔が入らなければ・・・)
オオイワガネは山羊の好物ですから、山羊を飼っている人が勝手に刈り取ってしまうという心配は大いに有ります。
台風や旱魃や季節風によるダメージは想定内で、オオイワガネ君達の回復力はなかなかたくましいものですが、ヒトによる攪乱はなんとしても防ぎたいと思うわけです。
「刈り取り禁止!」などという無粋な看板は立てたくないので、木工所でもらってきた廃材で杭を打って柵で囲もうかと思っています。(道路沿いですから車で踏みつぶされてしまうという心配も有るわけです。)
柵を作るのはオオイワガネを植えてからでいいかなと思っていましたが、芝刈り屑でマルチングした所に早速轍が付いていました。車が道を踏み外さないよう早速柵で囲わねばと思っています。
世の中にはいろんな人がいますから、今後も思いがけない問題が起こるはずです。
だけど、あきらめないで続けていけばなんとかなると思っています。
ただし、何度も言いますが、私の描いている近未来は、かなり絶望的なものです。
世界恐慌はもはや防ぎようがないと思っていますし、気候変動もいよいよ加速して世界的な食糧危機が起こるはずです。
エネルギー問題もこのままではどうしようもないでしょう。
何をやっても無駄かも知れませんが、なんにもしないよりは少しはましかな?という気持ちで取り組んでいるのが「フクギの農地防風林作り」です。
放っておけばゴミにしかならないものをもらってきて、お金も手間も資材も使わないで、ちょっと時間をかければ誰にでもできる方法を完成させて流行らせたいのです。
たぶんあと五年もすればこのやり方がフクギの農地防風林作りのスタンダードになるはずです。
いろんな人がまねをしてくれたら、ボクの仕事は終わりです。
他にもどげんかせんといかん課題は山のようにあって、実は今すでに同時進行で取り組んでいます。
いろんな課題に取り組んではいますが、全てが辻褄の合うように気をつけているつもりです。
(時々理解されないこともありますが、人は皆それぞれの心の中に異なる宇宙を持っていますから仕方がないことだと思うようにしています。)
谷崎潤一郎さん(私のおじいちゃんではありません)が、
「我という人の心はただ一人我より他に知る人は無し」と言っていますが、自分のことさえ全て知り得ないのが人というものだと私は思っています。人というものはそんな厄介なものです。
フクギの農地防風林作りのお話から、話が難しい方向にそれてしまいましたが、植物たちと付き合っていると、時空を超えて妄想がふくらみ目先の些細なことなどどうでもよくなってしまいます。
本当に大切なことは眼には見えないものだと思います。
と言っても松本さんのように新しい宗教を始めて教祖様になるつもりはありません。
人は皆それぞれに異なる精神世界に住んでいるのだから、自分の問題は自分で解決するのが正しい生き方だと思っています。
世間の迷惑にならない範囲で気ままに生きていきたいものです。
今回試験に協力して下さったのは農道沿いのサトウキビ畑です。
道路沿いに1mほどの幅で、少しだけ草むらがあります。
ここに20年後には高さ5mのフクギの防風林ができる予定です。
先日最初で最後の草刈りをして、
公園からもらってきた芝刈り屑でマルチングを済ませました。
分厚い芝刈り屑マルチの効果はたいしたもので、発酵熱でススキの株さえ殺してしまうほどです。
今回は10㎝足らずの薄めのマルチングですが、防草効果は期待できそうです。
このまま秋の長雨が始まるのを待ちます。
今はまだ梅雨末期の6月ですが、梅雨が明けて旱魃期に入ってもマルチングの下で土壌は湿り気を保ってくれるはずです。
土が湿ってさえいれば、夏の間にミミズや微生物の活動で土壌環境は徐々に豊かなものになっていきます。
水保ちが良く水捌けが良い有機物をたくさん含んだ土を、芝刈り屑のマルチングの下でミミズや微生物に任せて三ヶ月で作ろうというわけです。
実は今、種子から育てたオオイワガネの苗が順調に育っています。
育苗箱に種を蒔いて数ヶ月、大きくなったのから順番に鉢上げしています。
秋までにはもっと大きくなってくれるはずです。
7月にはフクギの種子も集めて秋を待ちましょう。
フクギの実は今年もたくさんなってくれそうです。
今はまだ若くて青い実ですが、来月には黄色く熟して落ちますからフクギの実拾いと種取・果肉の処理が忙しくなります。
秋雨が降り始めたらマルチングの下でミミズの糞だらけになったホクホクの土に、オオイワガネの苗とフクギの種子を植え付けます。この時、風除けにソルゴーの二筋蒔きでオオイワガネとフクギを挟みます。
来年の今頃にはオオイワガネが枝葉を茂らせフクギの実生苗に快適な木陰を提供してくれるはずです。(ただし邪魔が入らなければ・・・)
オオイワガネは山羊の好物ですから、山羊を飼っている人が勝手に刈り取ってしまうという心配は大いに有ります。
台風や旱魃や季節風によるダメージは想定内で、オオイワガネ君達の回復力はなかなかたくましいものですが、ヒトによる攪乱はなんとしても防ぎたいと思うわけです。
「刈り取り禁止!」などという無粋な看板は立てたくないので、木工所でもらってきた廃材で杭を打って柵で囲もうかと思っています。(道路沿いですから車で踏みつぶされてしまうという心配も有るわけです。)
柵を作るのはオオイワガネを植えてからでいいかなと思っていましたが、芝刈り屑でマルチングした所に早速轍が付いていました。車が道を踏み外さないよう早速柵で囲わねばと思っています。
世の中にはいろんな人がいますから、今後も思いがけない問題が起こるはずです。
だけど、あきらめないで続けていけばなんとかなると思っています。
ただし、何度も言いますが、私の描いている近未来は、かなり絶望的なものです。
世界恐慌はもはや防ぎようがないと思っていますし、気候変動もいよいよ加速して世界的な食糧危機が起こるはずです。
エネルギー問題もこのままではどうしようもないでしょう。
何をやっても無駄かも知れませんが、なんにもしないよりは少しはましかな?という気持ちで取り組んでいるのが「フクギの農地防風林作り」です。
放っておけばゴミにしかならないものをもらってきて、お金も手間も資材も使わないで、ちょっと時間をかければ誰にでもできる方法を完成させて流行らせたいのです。
たぶんあと五年もすればこのやり方がフクギの農地防風林作りのスタンダードになるはずです。
いろんな人がまねをしてくれたら、ボクの仕事は終わりです。
他にもどげんかせんといかん課題は山のようにあって、実は今すでに同時進行で取り組んでいます。
いろんな課題に取り組んではいますが、全てが辻褄の合うように気をつけているつもりです。
(時々理解されないこともありますが、人は皆それぞれの心の中に異なる宇宙を持っていますから仕方がないことだと思うようにしています。)
谷崎潤一郎さん(私のおじいちゃんではありません)が、
「我という人の心はただ一人我より他に知る人は無し」と言っていますが、自分のことさえ全て知り得ないのが人というものだと私は思っています。人というものはそんな厄介なものです。
フクギの農地防風林作りのお話から、話が難しい方向にそれてしまいましたが、植物たちと付き合っていると、時空を超えて妄想がふくらみ目先の些細なことなどどうでもよくなってしまいます。
本当に大切なことは眼には見えないものだと思います。
と言っても松本さんのように新しい宗教を始めて教祖様になるつもりはありません。
人は皆それぞれに異なる精神世界に住んでいるのだから、自分の問題は自分で解決するのが正しい生き方だと思っています。
世間の迷惑にならない範囲で気ままに生きていきたいものです。
Posted by 谷崎 樹生 (たにざき しげお) at 23:45│Comments(0)
│風景づくり