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2012年12月08日

トマトの苗作り

今回の帰省前に中玉トマトの苗作りをしました。
沖縄では「黄化葉巻病ウイルス」が侵入してから「桃太郎」のような大玉トマトは露地栽培できなくなってしまいましたが、中玉やミニトマトならまだ大丈夫です。

この中玉トマトは、実家の畑で母が毎年作っては、出来の良い実の種子を採って栽培を続けてきたもので、何十年もそんなことを繰り返しているうちにどこにもない新品種になってしまったようですが、一応「フルーツトマト」と呼んでいます。

この夏に実家から送られてきたトマトの種子を蒔いたところ元気な苗がたくさんできたのであっちこっちに植えてみました。
ところでトマトの苗は種子から作るととても時間がかかりますが、欠いた脇芽から挿し木苗を作ればとても手っ取り早く大きな苗ができます。
トマトの苗作り
トマトの苗作り
トマトの苗作り
葉の付け根から脇芽がドンドン出てきます。
放っておくと茂りすぎて実が付きにくくなってしまうので、早めに欠いた方が良いのですが、今回はちょっと大きくしてからカッターナイフで切り取って挿し木苗を作ってみました。

トマトの苗作り
ビニール鉢に
トマトの苗作り
鉢底ネットの代わりに芝刈り屑をちょっと入れて、
トマトの苗作り
土をちょっと入れて、
トマトの苗作り
カッターナイフでスパッと切り落とした脇芽を入れて、
トマトの苗作り
土を入れて、
トマトの苗作り
水をタップリやって、日陰に一週間ほど置いておけば挿し木苗のできあがりです。
二・三日はグッタリしていますが、直射日光を当てず、水をタップリやっておくとすぐにシャキンとしてきます。(直射日光に当てないこと、乾かさないことが大切ですね。)
この方法だといくらでもクローン苗を作ることが出来ます。
とても素朴な「バイオテクノロジー」ではあります。
シャキンとして二・三日経ったら日に当てた方が良いでしょう。

トマトはホントはとても丈夫な植物で、今回十日ほど留守にしたら、雨も多かったせいか、脇芽が勢いよく伸びて大変な茂りようでした。(また脇芽欠きをして苗作りができますが、植える場所が無い・・・・・)

トマトの苗作り
9月に種子を蒔いて、台風の時は家の中に避難させて、10月の初めに植え付けたこの株はなかなかの出来です。
トマトの苗作り
最近日照不足気味で少し成熟が遅れているようですが、もうすぐ色付いて収穫できそうです。

今年の夏はゴーヤが食べきれないほどたくさんできましたが、この冬はトマト料理のレパートリーを広げねばならないようです。

トマトの苗作り
この株は病気(たぶん疫病かな?)が出ているようなので、撤去しました。
茂りすぎで、日照不足で雨が多かったので、病気が出たようです。
まだ元気な株の傷んだ下葉も取り除いてやりました。
周りの草刈りもしないといけませんね。

この冬には庭先農園を完成させて、食料の自給率を上げ、家庭菜園の限界に挑戦してみようと思っています。





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Posted by 谷崎 樹生 (たにざき しげお) at 12:44│Comments(3)農業
この記事へのコメント
 冬でもトマト出来るんですね。いいですね。
 お近くだったら、脇芽を頂きに上がるんですが…(笑)。
Posted by 松井 清 at 2012年12月08日 14:45
沖縄の冬は本土ほど寒くないし、雨が多く台風もめったに来ないから、野菜作りのシーズンです。
やや、曇りの日が多く、日照不足ではありますが、害虫が少ないし、干魃の心配もないので、楽に楽しく野菜作りが出来ます。
今、わが家の庭先では、トマトの他にもゴーヤ、ヘチマ、ネギ、シュンギクなどが頑張っています。
Posted by 谷崎 樹生 (たにざき しげお)谷崎 樹生 (たにざき しげお) at 2012年12月08日 17:57
 そうなんですね。
 うらやましい限りです。
Posted by 松井 清 at 2012年12月12日 10:35
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